韓国の大学に受験時の提出書類📑


こんにちは!チョンです!

今回は韓国の大学に受験時の提出書類について書かせていただきます。

前々回と前回では大学選びと専攻選びについて書かせていただきました。

大学選び→専攻選び→提出書類準備の順で行われることをおすすめさせていただきたいので、ぜひお時間のある時に上の2つのブログも見ていただければ幸いです。

私が受験準備および受験した際の経験に基づいて、紹介させていただきますので、その際と今では情報が異なる場合がございます。必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。



はじめに

韓国の大学受験時に一番大事な提出書類準備!!!

外国人選考で韓国の大学に受験する際、主な審査基準は書類審査(+面接)になります。面接試験があるかどうかは大学によって異なります。

韓国の学生方のように수능(スヌン)を受けるわけではないので、提出書類を不備なく準備し、自分自身をしっかりアピールすることが重要になってきます。

提出書類にも有効期限や翻訳、翻訳公証、アポスティーユなど様々な条件があり、準備にも時間がかかりますで、余裕を持って準備してください!


各大学の募集要項を確認する

ほとんどの大学で提出書類は同じ場合が多いですが、条件や提出期間、提出方法が異なりますのでまずは大学の公式ホームぺージから募集要項を確認してください。

下の2つの募集要項は高麗大学と延世大学の2025年秋入学の募集要項です。

고려대학교 2025학년도 후기 외국인 특별전형 학부 신입학 모집요건 (高麗大学)

연세대학교 2025학년도 9월 신입학 외국인전형 요강 (延世大学)

春入学(3月)と秋入学(9月)の両方があります。高校をご卒業後すぐ、3月から入学をご希望の方は高校の卒業式と入学のタイミングがかぶってしまったり、余裕を持って準備できない場合もあります。

私(9月入学)は、2月下旬~3月初旬→6月中に合否発表→7月中に登録金納付→8月下旬にオリエンテーションでした。

提出書類を不備なく余裕を持って準備するために、私は自分が受験する時期より1年前の募集要項を確認しながら準備をしていました。(例:2025年秋入学の場合、2024年秋の募集要項を確認しながら準備する)

募集要項は受験の2か月ほど前に開示されるのですが、2か月間で複雑な条件付きの提出書類を準備なさるのは大変だと思います。


提出書類一覧

私が受験させていただいた際は、例年と変わり、自己紹介書や学業計画書の提出が必要なくなったのですが、最新(2025年秋入学)の募集要項には提出必要書類として再び追加されていました。

自己紹介書/学業計画書は私は準備したことがなく、不確かな情報をお伝えすること防ぐためにも、紹介を控えさせていただきます。

オンライン提出した後に郵送or訪問提出しますので、必ず厳重に管理し、不備がないように準備していきましょう。


入学願書

個人情報収集に対する同意書

顔写真

こちらは受験期間に申請フォームで作成し提出するものです。名前や生年月日、小学校から高校までの在学の記録も入力します。

私は下のようなサイトから、自分の入学年と卒業年を確認しながら入力しました。

入学年と卒業年の早見表/誕生年別一覧

この時に顔写真をアップロードするのですが、写真のサイズやデータサイズが大学によって定めらていますので、正しい規格でご準備ください。

入学願書と個人情報収集に対する同意書は申請フォームで作成後、印刷し、スキャンしてオンラインで提出します。

この書類にsignature(サインするところ)がありますので、忘れずにサインしてください。


パスポートのコピー(本人・両親)

パスポートの有効期限が大丈夫か確認し、提出してください。


家族関係証明書

私は戸籍謄本を提出しました。市役所で即日発行して下さいます。

韓国語や英語以外の言語で作成されている文書の場合、翻訳と翻訳公証を受ける必要があります。

翻訳は自分で行うものではなく、業者さんにお願いして翻訳しなければいけない場合がほとんどです。

翻訳公証とは、「忠実に翻訳されたということを証明すること」という宣言することです。公証役場でもらうことができますが、おそらく予約が必要です。

この際に注意すべきことが、公証役場は「翻訳が正しいかどうかをチェックするところではない」ということです。

私は、翻訳→翻訳公証→アポスティーユまでを全て行ってくださる会社さんにお願いさせていただきました。

しかし…😭

受験数日前に翻訳のミスに気が付きました…。翻訳作業に取り掛かって下さる前にも、事前に最終のチェックができるようにPDFを送ってくださっていたのですが、完全に私が見落としてしまっていました。

幸いにも、素早く対処して下さり何とか受験までには間に合いました🥲

人名や地名は間違えやすいので、くまなくチェックしてください。

翻訳のミスがあったまま提出した場合には、書類の不備としてみなされ自己責任に

なります。


韓国語または英語の語学能力証明書

TOPIKまたはTOEFLやIELTSなどの成績を提出します。

語学堂に通われていた方は、語学堂の卒業証明書なども可です。

級や点数は大学によって異なり、提出の必要がない大学もありますので、詳しくは各大学の募集要項をご確認ください。

そして、成績証明書の有効期限を確認することと、TOPIKは日本で1年に3回しか開催されておらず、試験申し込み締め切りが早く、成績が出るのも試験から数か月後ですよね。

受験前にTOPIKを受ける予定の方は、書類提出までに間に合うようにTOPIKの申し込みをお忘れなく!!!😭(私は申し込みをすっぽかした人🙋‍♀️)

TOEFLやIELTSの成績を提出される方は、スコアレポートをする必要があります。

スコアレポートの手配も忘れずに行ってください。


高校成績証明書

英語で発行できる場合は、英語で発行をお願いしてください。

私は全学年全学期の成績証明書の提出が必要だったのですが、学校の制度上、学年ごとの成績証明書しかありませんでした。

その場合、「学校の制度上、全学年全学期ごとの成績は提出できません」「学年ごとの成績しか提出できません」という文書を高校で作成してもらう必要があります。

私は高校の英語の先生に、その文書を英語で作成していただき、校長先生のサインまたは印鑑を頂いたものを、大学に提出させて頂きました。

韓国または英語ができる先生にお願いされるのがいいと思います。そして、必ず校長先生のサインまたは印鑑を頂いて下さい。学校の正式な書類として認めてもらうために必ず必要です。学校で校長先生のサインまたは印鑑を頂く際も、高校の事務室などに確認してから頂くようにしてください。私は、この事由書にアポスティーユが必要か大学に直接確認させていただいたのですが、必要ないとのことでした。

高校成績証明書はアポスティーユまたは韓国領事館の領事確認が必要です。


高校卒業証明書

こちらも英語で発行が可能であれば、英語で発行をお願いしてください。

まだ高校3年生で卒業間近だという方は、卒業予定証明書、それが不可能な場合は卒業予定日が明記されている在学証明書、成績証明書または学校の公式の確認文書で代わりに提出が可能だと書いてある大学もありました。

高校卒業証明書はアポスティーユまたは韓国領事館の領事確認が必要です。


公印確認、アポスティーユは、どちらも日本の官公署、自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。

外務省 公印確認・アポスティーユとは

書類の偽造を防いだり、信頼性を守るために必要なものになります。

公立の場合私立の場合
文書発行

外務省
文書発行

公証役場

法務局

外務省

外務省 申請手続きガイド 2 申請の流れ

↑の外務省のホームページをご参考にしてください。

このような順でアポスティーユ取得に至ります。公立か私立によって、手順が異なり、その分時間もかかりますので前もって準備しましょう。

私は公立高校だったので、高校で発行していただいた成績証明書と卒業証明書を外務省に郵送しました。

準備種類

  • 証明が必要な原本(発行から3か月以内)
  • 申請書
  • レターパック(送信用と返信用)

外務省 申請手続きガイド 3 申請方法・必要書類

↑詳しくはこちらをご確認ください。

申請書はこちらから 外務省 申請書・委任状のダウンロード

手数料はかかりません。数週間ほどかかるため、余裕をもって申請しましょう。


その他

私は上以外の書類以外にも、高校の賞状や外部活動証明書、英検の成績証明書を提出しました。原本ではないものは学校長のサインまたは印鑑が必要です。

また、高校の先生に推薦書のようなものを作成させていただきました。大学によって、作成フォーマットの形式があると思いますので、確認してください。

主に書類審査のみということは、良くも悪くもそれで結果が決まってしまいます。高校の賞状や外部活動の記録、その他資格など、自分自身をしっかりアピールできるように書類準備をしていきましょう。

そして最後に一番大事なことです!!!

おそらく各大学の募集要項に、「提出書類の右上や左上に受験番号と名前を書いて提出」と書いてある場合がほとんどだと思います。

提出書類だけでなく、提出方法において「ZIPファイルにまとめて」や「ファイル名を受験番号にして」などさまざまな規定がありますので隅々までよく募集要項を確認してください。

ほとんどの大学が書類をオンラインで提出後、郵送か直接訪問してオンラインで提出した書類を提出します。


おわりに

いかがでしたか?

種類から決まりまで複雑でとても大変だと思いますが、韓国正規留学への重要な準備ですので、余裕を持って不備なく準備していきましょう。

私は、提出書類や提出方法について不明な点があるたびに大学に問い合わせさせていただいていました。わからないことは、すぐに大学に確認しましょう。

次回は合格発表~入国準備までについて書かせていただきます。

ご覧いただきありがとうございました。


チョンの韓国正規留学


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