韓国の大学での専攻選び📝


こんにちは!チョンです!

今回は前回の大学選びに続きまして、専攻選びについて書かせていただきます。

専攻がすでにお決まりの方も、まだ専攻選びで迷われている方もぜひ参考にしていただけますと幸いです。



はじめに

結果から申し上げますと、私が専攻選びの際に考慮されることをおすすめするのは下の2点になります。


自分の興味のある分野は何か

まずは、自分の興味のある分野が何かを明らかにする必要があります。

英語が好きという理由で、英語系の学部を視野に入れてもいいですし、政治や外交系の仕事に興味があるという方は政治外交系の学部を視野に入れるのもいいですね。

また自分が得意な分野から専攻を選ばれるのもいいと思います。

多くの方が4年間勉強することとなる専攻ですので、4年間で興味や志が持続する分野を選ばれることをおすすめします。

しかし…!それだけで専攻を選んでしまうと、入学してから理想と現実のギャップを感じる場合もあります…。

そこで、さらに確認していただきたいのが、学部の授業科目やカリキュラムです。


学部の授業科目やカリキュラムを確認する

自分の興味のある分野を明らかにし、専攻を決めた後、絶対に確認していただきたいのが学部の授業科目やカリキュラムです。

例えば、英語英文学部はただ単に、英語を学ぶ学部ではありません。

英語を学ぶ学部ではないというと少し誤解を生んでしまうかもしれませんが、英語を使って文学などを学ぶという方がイメージに近いと思います。

もちろん英語自体を学ぶ授業もありますが、ぞれだけでなく、言語自体の歴史を学んだり、その言語自体を深く深く掘り下げて学んだりする学部です。

実際に私の経営学部でも、たくさんの経営の分野を学びます。経営と一言で言っても、会計や統計、財務、マーケティングまでとても幅広いです。

実技系の科目は得意だけれども、理論系の授業は苦手だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「実践的な授業をたくさん取りたい!」とお考えの方もいらっっしゃると思いますが、理論系の授業が必修科目であることは少なくありません。理論的理解と実践的スキルの両方が大事であり、どちらも欠けてはならないからです。

例えば、とても注射のうまい看護師さんがいたとして、もしあなたが「この注射は何のために打つのですか?」と尋ねたときに返事が曖昧だったり、返ってこなかったりしたら、この注射を打ちたいとは思いませんよね。その逆もしかりです。

理論的理解も実践的スキルも兼ね備えてこそ、その分野や専攻を学んだ人として信頼が生まれるのだと思います。

とは言っても、得意不得意に関わらず避けられない授業もありますので、頭の中にだけいれておいて下さればと思います。

あらかじめどのようなカリキュラムなのか、各大学のホームページで調べられることをおすすめします。

「○○대학 ○○학부(대학) 과목」「○○大学 ○○学部 科目」

「○○대학 ○○학부(대학) 졸업요건」「○○大学 ○○学部 卒業要件」

このように検索すれば、出てくると思います。

実際に下の2つが高麗大学と延世大学のものです。

고려대학교 경영대학 교과과정(高麗大学 経営大学 教育課程)

연세대학교 트랙제도 안내 경영학전공(延世大学 トラック制度 案内 経営学専攻)

年度によって必須の科目や卒業条件が異なりますので、自分の入学年度については大学の公式ホームページをご参考になさってください。

このように、どんな授業やカリキュラムなのか、そして卒業までに取らなくてはいけない授業や条件も考慮して専攻を選ばれることをおすすめします。

言語系の学部は特にそうですが、言語の学習だけでなく「その言語に関係するもの全てを勉強する」ということも頭に入れておいてください。

言語の歴史や、その言語で書かれた文学についても学びますので、「英語を話すのが好き!」という方や「英語が得意!」という気持ちのみで志願される方にとっては、少し落とし穴かもしれないなと私は思います。


番外編

ここまで長々と専攻選びについて書いて参りましたが、実際私も専攻選びは本当に出願間近までなかなか決められず、悩んでいました。

私は日本の大学に通う友達に相談した時に、「長い目で見たときに、専攻・学部は関係ない」と言ってくれたことがとても安心しました。

英語英文学部を卒業したとしても、ネイティブより完璧に英語ができるようになるわけでもないし、経営学部を卒業したとしても、卒業生全員が完璧に経営について知識を身につけて、経営のプロフェッショナルになれるわけでもないですよね。

それにさまざな選択肢があるこの世の中で、自分の学んだ専攻以外の職業に就くことになる可能性も少なくないですよね。

就職においては専攻で学んだことはひとつの武器になるかもしれませんが、それ以外にももっと重要なことがあると私は思います。

コミュニケーション能力や、勉強以外での自分の魅力などです。

専攻は4年間継続して学ぶことなので、失敗したくない!と思われるかもしれませんが、何においても一生懸命に学べば大きな自分の魅力や武器になると、私は思います。

慎重に考えるべき部分だとは思いますが、神経質になられる必要はないのではないかと思います。


おわりに

いかがでしたか?

大学選びに続き専攻選びは、受験準備に向けて決めなくてはいけない大きな2つですよね。

いよいよ大学と専攻選びを終えたら、各大学の募集要項と提出書類を確認して、早め早めに準備していきましょう!

次回は、韓国の大学に受験時の提出書類について書かせていただきます。

ご覧いただきありがとうございました。


チョンの韓国正規留学


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